農業研究所⑩

稲品種改良の不思議

一粒一粒、品質を見極める

選抜した数千株の穂の一部を籾すりし、選別した玄米の品質を100粒単位で調査します。一粒一粒ピンセットでつまみながら、粒張り、透明度などの形状を丹念に見ていきます。早植え、遅植え、施肥の多いもの、少ないもの、高温に強いもの、弱いものなど稲ごとの特性を明らかにし、どのような栽培条件でも安定して質の良い稲を選びます。


<てんたかく>

<これまでの品種>
「てんたかく」は、デンプンのつまりが良いため、白く濁った米が非常に少ない品種です。