森林研究所⑧

花粉症対策のキーワードは地産地消!

戦後植林されたスギは、伐採されるべき時期を迎えています。しかし、海外から安価な木材が大量かつ安定的に供給されているため、日本の林業は低迷し伐採されないスギが多くなってきています。この状況が続くと、今後20~30年は花粉の飛散量は増加し続け花粉症患者も増加すると予想されています。では、花粉の飛散量を軽減させるにはどうすればよいのでしょうか。最も有効な方法は、地元のスギを伐採し木材として活用、その後「はるよこい」のような無花粉スギなどを植林することです。こうすれば確実に将来のスギ花粉飛散量を減少させることができるでしょう。スギの「地産地消」が、スギ花粉症を軽減させる最大のキーワード。将来、家を建ててみようと思っている皆さん、花粉症対策の一環として富山のスギで家を建ててみませんか。