農業研究所⑫

稲品種改良の不思議

命名、それは品種誕生の瞬間!

生産現場での現地実証試験成績や市場でうまく販売できるかどうかなどの評価を経て、品種名が決まります。命名のときが、品種誕生の瞬間です。富山で開発された品種「てんたかく」、「てんこもり」、「富富富」の名称は全国からの一般公募で決まりました。
「てんたかく」は新米が実る秋に稲穂がそよぐ澄み渡る空や食欲の秋を連想させること、「てんこもり」は富山のきれいな水や肥沃な大地、生産者の情熱などを詰め込んだおいしいお米をたくさん食べたくなる名称として、「富富富」は富山の水、富山の大地、富山の人が育てた富山づくしのお米であることを表現した名称として選定されました

↑上記のおむすびは左から、コシヒカリ、赤むすび、黒むすび