令和8年 スギ花粉情報(2)・・・スギ花粉飛散開始日の予想(1回目)
※ 今年のスギ花粉の飛散開始日は、現時点で2月28日前後と予想され、例年(2月25日)より3日遅くなっています。
スギ花粉を放出する雄花は、冬期の低温を経験した後、毎日少しずつ成長して、一定の積算温度(日℃)に達すると開花して花粉を放出し始めます。このことから、スギの開花は1月と2月の気温に大きく左右され、この間の平均気温が高ければ開花は早まり、低ければ遅くなります(表1)。この開花のメカニズムを利用することによって、スギの花粉飛散開始日を予測することができます。

平野部の観測定点のスギ林から雄花の着いた枝を採取してきて、15℃に設定した人工気象器を用いて実験した結果、1月20日からの積算温度が120日℃で開花しました。よって、今後の気温が例年並み(平成3~令和7年の平均値)に推移した場合、2月28日頃に開花し、花粉の本格的な飛散が始まると予想されます(図1)。これは、昨年(3月1日)より1日早く、例年(2月25日)より3日遅い開花予想となります。

富山地方気象台によると、向こう2週間の気温は平年並みかやや低くなると予想されていることから、開花が遅くなる可能性もありますので、ご注意下さい。
今シーズンの花粉飛散量は、例年より「やや多くなる」と予想されており、平野部では4,900個/cm2程度の飛散量が見込まれます。詳細は県森林研究所のホームページをご覧ください。また、予想されるスギ花粉の飛散パターンは、図2のとおりです。

※ 次回の「スギ花粉情報(3) -スギ花粉飛散開始日の予想(2回目)-」は、2月10日頃を予定しています。
