水産研究所②

ホタルイカの生態と漁業

腕の働き

ホタルイカの10本の腕は、餌を捕らえたり抱え込んだりするためのもの。10本の腕の中でも特に長い一対・2本の腕(触腕)を使って獲物を捕獲し、残りの4対・8本の腕で獲物を抱え込みます。

泳ぎ方

外套膜のすきまから海水を吸い込み、首のまわりに付いている逆流防止弁ですきまを閉じ、胴体を収縮させ体中央部の漏斗と呼ばれる器官から勢いよく海水を噴射しその反動で泳ぎます。

光り方

ホタルイカはその名前の通り、体中に発光器がついています。発光器は、外套膜頭部、腕の一部(第3腕、第4腕)の腹側のほか、眼球にも点在。その数、なんと1000個近くにもなります。